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Chloé/クロエ マルシェ 2WAYレザーバッグ 修理実績【レボラボ】

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Chloé/クロエ マルシェ
2WAYレザーバッグ 修理実績【レボラボ】

Chloé/クロエ マルシェ 2WAYレザーバッグ 修理実績【レボラボ】

2021/09/21

【素材】レザー(キップスキン※仔牛革) 【カラー】キャメルカラー
【修理内容】①トータルカラーリペア(全体補色補修)、②根革補強補修

Chloé/クロエ
マルシェ 2WAYレザーバッグ

Before 01

持ち手部分ダメージ画像

ハンドル部分だけではなく、革部分全体的に経年の薄汚れと色あせ、部分的に擦れ剥げと黒いシミがございましたので、全体的な革部分の補色補修をご提案させていただきました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③トータルカラーリペア(革全体補色補修)
④全体お磨き+お仕上げ

始めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、次に弊社専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理をしっかりと行いました。

その後、元々のキャメルカラーを調色作成して、革表面のダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

最後に艶感のある革に戻すための補修とバッグ全体のお磨きをさせていただきお仕上げです!

Before 02

ハンドル部分ダメージ画像

持ち手とバッグの接合部(根革)の縫製がほつれてしまい、片方のハンドルが普段使いできない状態になっておりました。

After 02

【リペア・メンテナンス内容】
①根革補強補修
②After1と同じ補修内容

単純にほつれを補修するだけでは、経年と共に再び負担が掛かり同様の症状になってしまいますので、根革の内側に薄く当て革を施して補強した上で、縫製糸も切れにくい糸を選定して再縫合をさせていただきました。

最後に補色補修をこの部分にも行うことで、全体的なダメージ感を完全に補修することができました!

【リペア・メンテナンス総括】

比較的ブランド品によく使用されているのは、コットン素材の縫製糸が多いですが、性質として耐熱性が高く水分に反応してギュッと縮むことで革製品にしっかり馴染む良い特徴の反面、伸縮性と強度が弱く切れやすい性質も併せ持ちます。

そのため、出来るだけ今後同じ様な症状になりにくい様にメンテナンスするために、ポリエステルやナイロンなどが含まれる合成繊維を用いて強度を上げたお仕上げをさせていただいております。

しかし、かといってコットンやシルクの糸が悪いというわけではなく天然繊維には合成繊維には出せない風合いや味がありますので、今回の様な今後も強度を保つ必要のあるハンドルやショルダーの付け根など負担の掛かりやすい部分には、強化した合成繊維を使用して、風合いを優先させる場合は天然繊維の縫製糸を使用させていただいております。

この様にご依頼のバッグの症状と用途に応じて、使用する資材もしっかりと職人が選定して、ブランドの価値を損なわないことと今後も永くご使用いただくことを目的とした質の高いリペアメンテナンスをご提案させていただきますので、安心してご相談くださいませ!

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