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LOUIS VUITTON/ルイヴィトン モノグラムデニム ノエフルMM 修理実績【レボラボ】

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LOUIS VUITTON/ルイヴィトン モノグラムデニム
ノエフルMM ショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン モノグラムデニム ノエフルMM 修理実績【レボラボ】

2021/09/20

【素材】レザー×デニムキャンバス 【カラー】ローズアンディアン(ピンク)
【修理内容】持ち手コバ補修

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムデニム
ノエフルMM ショルダーバッグ

遠目で見た感じでは、一見してダメージが無い様に感じます。

Before 01

持ち手縁周り(コバ)部分ダメージ画像

コバ剤が劣化してベタベタと剥がれてバッグ本体や衣服に付着するほどのベタつきが起こっておりました。

非常に濃いお色ということと頑固な汚れになってしまいますので、衣服に付着すると大変な状態です。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①劣化したコバ剤の剥離
②革表面の整形と下処理
③持ち手のコバ補修
④お磨き+お仕上げ

先ずは、ベタベタと劣化したコバ剤を剥離する作業からですが、非常にベタついている状態でしたので、持ち手を傷つけない様に剥離する工程でかなりの時間を要しました。

全て剥離し終えたら、床処理という土台となる革表面を整形し直して、再びしっかりとコバ剤が定着するように下処理を行います。

下処理が完了した後、元々のコバ色に合わせてコバ剤を調色作成しまして、持ち手にコバを作成させていただきました。

元々コバは、艶感を抑えたマットな特徴でしたので、元々の風合いに合わせてお仕上げをさせていただきました!

【リペア・メンテナンス総括】

梅雨時期から高温多湿の時期が続きますので、6月〜9月辺りはこの様な症状が起こりやすいシーズンですので、注意喚起も兼ねてご紹介をさせていただきます。

今回は、持ち手のコバが劣化してベタつきを起こしている症状でしたが、何故こんな症状になってしまうのかのメカニズムを知っていたら対策が立てられます^ ^

この症状は、コバ剤や革の染料に含まれる可塑剤(かそざい)という成分が空気中の水分と反応して加水分解という現象を起こすことで、分解して形を保てず溶け出した成分が、ベタつきや劣化の症状を引き起こしているんです。。。

そのため、高温多湿が長く続く梅雨時期から夏のシーズンはこの様な症状を起こしやすいとされています。

大切なバッグやお財布を守るためには、出来るだけ保管場所や日頃のケアが必要になってきます。まずは、保管場所として最適なのは高温多湿になりにくい風通しの良い日陰での保管と長期保管する時は、市販のシリカゲルの様な湿気吸着をする様な日用品と一緒に保管すること。頻繁に使用する場合は、定期的に乾拭きするだけでも症状を緩和させることができます!是非試してみてください^ ^

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