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Cartier/カルティエ マスト 巾着ショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

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Cartier/カルティエ マスト
巾着ショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

Cartier/カルティエ マストライン 巾着ショルダーバッグの修理実績【レボラボ】

2021/09/16

【素材】レザー(カーフスキン※仔牛革) 【カラー】ボルドー
【修理内容】・トータルカラーリペア(全体補色補修)

Cartier/カルティエ
マストライン 巾着ショルダーバッグ

Before 01

表面全体ダメージ画像

革部分全体的に経年の薄汚れと色あせ、所々に擦れ剥げや擦れ傷のダメージがございました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③トータルカラーリペア(革全体補色補修)

始めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、次に弊社専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理をしっかりと行いました。

その後、カルティエのボルドーカラーを調色作成して、革表面のダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

Before 02

巾着革紐ダメージ部分画像

革紐レースには、全体的に擦れ剥げのダメージがあり、周囲の革も擦れやすい革素材なので、引っ掻き傷の様なダメージが多数ございました。

After 02

【リペア・メンテナンス内容】
①After1と同じ補修内容
②革部分全体のお磨きとお仕上げ

色の統一感も整い新品時のマットな艶感にも近づけることができました。

カーフスキンは銀面(革表面)に擦れ傷が残りやすい特性がありますが、この程度の擦れですと丁寧に補色補修を行うことで、ここまで回復させることが可能です。

【リペア・メンテナンス総括と小話】

今回お直しをさせていただいたマストラインは、永くカルティエの定番として愛され続けている非常に人気のラインです。

その他にもサントス、トリニティ、パンテールなど様々な人気のラインが存在しますが、元々この全てのラインは1,847年に宝石細工師ルイ・フランソワ・カルティエが、宝石をデザインしたラグジュアリージュエリー専門店としてスタートしたことが始まりなので、バッグやお財布などの革製品を本格的に生産されたのは1,900年代に入ってからなんです。

1,900年に入り、3代目ルイ・カルティエが携わるようになってから、英国王室やヨーロッパ周辺各国の御用達を受けて15ヶ国もの勅許状を拝命し、世界の宝石ジュエラーにも愛されるブランドにまでなり、さらに時計や革製品にもブランディングを進めた歴史があります。

そんなカルティエが扱う宝石・マテリアル・革・金具・染料などその品質は、厳選された非常に良質な素材が選定されていますので、バッグひとつをとっても洗練されたそれぞれのパーツを無駄なく組み合わせてデザインされていることが、細部を少し解体するだけでもその片鱗をうかがえます。

この様な伝統的且つ永く愛されるために革新的な変化を遂げてきたカルティエをさらに永く愛用していただくためのお手伝いができることを幸せに思います!

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