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Cartier/カルティエ マスト ラウンドジップウォレット 修理実績【レボラボ】

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Cartier/カルティエ マスト
ラウンドジップウォレット 修理実績【レボラボ】

Cartier/カルティエ マスト ラウンドジップウォレット 修理実績【レボラボ】

2021/09/17

【素材】レザー×キャンバス 【カラー】ナチュラル
【修理内容】①トータルカラーリペア(全体補色補修)、②ファスナー補修

Cartier(カルティエ)
マストライン ラウンドジップウォレット

Before 01

表面ダメージ画像

革部分全体的に経年の薄汚れと色あせ、全体的に擦れ剥げと擦れ傷がございました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③トータルカラーリペア(革全体補色補修)

始めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、次に弊社専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理をしっかりと行いました。

その後、カルティエのブラックカラーを調色作成して、革表面のダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

最後に元々艶感のある革素材ですので、艶出しの補修とお磨きをさせていただき、お仕上げです。

Before 02

ファスナー部分ダメージ画像

両端のファスナーエンドが財布の内側から飛び出してきている状態になっておりました。

縁周りの擦れ剥げが特に酷かったことがわかります。

After 02

【リペア・メンテナンス内容】
①After1と同じ補修内容
②革分艶出し補修とお磨き
③ファスナー補修

飛び出したファスナーエンドを今後また飛び出してこない様に、内側で接着を縫合を行うことで補修をさせていただきました。

くすんでいたお色や擦れ剥げのひどかった革表面も補修でき、お色の統一感が整ったことで、使い込んだユーズド感を緩和することができました!

【リペア・メンテナンス総括】

連日のカルティエの紹介ですが、今回は同じマストラインのメンズカラーのブラックです!

敢えて片方にだけマストラインの金具装飾をするあたりがカルティエらしいカッコ良さなのでしょうか^ ^

昨日のボルドーカラーの革に比べて、少し柔軟なカーフスキン(仔牛革)が使用されていました。おそらく財布などは同じカーフスキンでもより柔軟な部位を選定しているのだと思います。牛の肩・腰・尻・脚と部位によって柔軟性や耐久度、さらにキメ細かさや革の厚みなども異なるため、製造する品物に合わせて部位を選定して革を裁断します。

お財布などによく使用される部位は、柔軟で厚みはありますが面積の取れない特徴がある脚の革を使用することが多いです。

リペア・メンテナンスでも革の質感を損なわないためにこの様な細かな細部の特徴を把握して、使用する革素材・染料・施術内容を決めていきますが、高級ブランドは扱う素材の品質も高いので、修理業者も資材調達が何よりも大事なんです!

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