HERMES／エルメス ヴァルパライソ ハンドバッグの修理実績【レボラボ】
2021/08/31
【素材】レザー×キャンバス 【カラー】ナチュラル
【修理内容】底面4つ角の生地入れ込み補修
HERMES／エルメス ヴァルパライソ
Before 01
底面角部分画像
お写真の通り、よく擦れる部分の底面角のキャンバス生地が擦れ剥げて表面生地が破れてしまっていることが確認できました。
一度この様に生地が破れて穴が空いてしまうと、キャンバス生地を再生することができないので、破れた部分が外から見えない様に入れ込み補修をする必要がございます。
After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①底面角の縫製を解き
②生地入れ込み補修（4ヶ所）
③底面全体の再縫合
始めに底面の4つ角にアプローチするために底面角の縫製を解いていきます。
その後、破れてしまった生地が外観から見えない様に内側に入れ込み補修を行います。
※内側に入れ込みを行いますが、バッグ内部からも破れが見えない様に補修します。
最後に底面の再縫合行いまして、お仕上げです！
【リペア・メンテナンス総括】
エルメスは革製品が有名ですが、この様に革とキャンバス生地のコンビバッグやキャンバス生地のみで作成されたカジュアルラインのバッグも人気ですね！
キャンバス生地が破れてしまって、恥ずかしくて持たなくなったという方も多いと思います。大きく欠損していない限りは今回のお修理の様に
入れ込み補修で見栄え良く御修理することが可能ですので、お困りの際はご相談くださいませ！
また、大きく生地が欠損してしまった場合でも、少しデザインは変わってしまいますが、破れてしまった部分を覆う様に本革を当てがってデザインの様にお仕上げする方法もございますので、諦めずにご依頼くださいませ！
↓↓ 当て革補強補修の過去事例 ↓↓
CHANEL／シャネル
キャンバストートバッグ
キャンバスの生地破れを革素材を使って、元々のデザインの様に馴染むよう当て革補強補修を施させていただきました事例です。
GUCCI／グッチ
ヴィンテージショルダーバッグ
元々は、グッチ特有のGG柄コーティングキャンバスでしたが、全体的に変色が激しかったため本革素材に交換をさせていただきました事例です。
