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BALLY/バリー ロングウォレット 修理実績【レボラボ】

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BALLY/バリー ロングウォレット
修理実績【レボラボ】

BALLY/バリー ロングウォレット 修理実績【レボラボ】

2023/07/02

【素材】グレインカーフスキン(型押し仔牛革) 【カラー】ネイビー×ピンク
【修理内容】ファスナー交換、ロゴ金具メッキ加工

BALLY/バリー ロングウォレット

Before 01

ファスナー全体画像

ネイビー側のファスナーのみが損傷しておりました。

開閉してもずっと開いたままになってしまう現象で、このような経験をされた方も多いのではないでしょうか?

ファスナーも消耗品という考え方ですので、摩耗によって噛み合わせが悪くなって悪くなってこのような現象になります。

こういった場合は、ファスナーを滑るスライダー金具の部分を交換することで改善する場合もありますが、そもそもファスナー本体の噛み合わせ金具(エレメント金具)にも摩耗が見受けられるので、直ぐに同様の症状になってしまう可能性が高いです。

なので、今後も出来るだけ永く愛用いただくことを踏まえるとファスナー自体の交換が絶対オススメです👍

レボラボでは、ブランド価値を出来る限り損なわないような技術でお直しをさせていただいております。

 

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①ファスナー取り外し
②ファスナー作製・引き手金具移植
③ファスナー取り付け

古いファスナーを取り外し、新しく似た色のファスナーを選定し、同じ長さに切り出します。

その後に、新しいスライダーに元々の引き手金具を移植します。

お財布本体に取り付けたら、稼働確認をして最終お仕上げとなります。

無事にスムーズな開閉が行えました😄

Before 02

ロゴ金具全体画像

正面の目立つ部分にあるBALLYのロゴ金具には、メッキ剥げのダメージが見受けられましたので、再メッキ加工もご提案させていただきました。

非常にくすんでしっまっているので、綺麗に再メッキを施すために金具のお磨きも必要な状態ですね。

After 02

【リペア・メンテナンス内容】
①古い金メッキの剥離
②必要箇所にマスキング
③再メッキ加工補修
④仕上げ、磨き

まずは、経年のクスミと擦れ剥げた金メッキを電解剥離をします。

財布に取り付いた状態で再メッキ加工をいたしますので、メッキ液が財布に付かないように必要な箇所にマスキングテープにて保護いたします。

レボラボでのメッキ加工は、金具のゴールドの発色によって、18金メッキと24金のメッキ液を使い分けて使用しておりますので、新品時に一番近しいメッキの発色を目指して補修をさせていただきました。

中々、イメージがしづらいとは思いますが、メッキの剥がれが直るだけでもお財布全体の表情が生まれ変わります。

 

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、バリーのお財布のファスナー交換をいたしました!

ロゴメッキも剥がれておりましたのでご提案をさせていただき、気になるとのことでしたので、こちらのお直しもさせていただきました。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

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