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LOUIS VUITTON/ルイヴィトン エピ ニース ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

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LOUIS VUITTON/ルイヴィトン エピ
ニース ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン エピ ニース ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

2021/09/18

【ライン名】エピライン 【素材】レザー(型押しカーフ※仔牛革) 【カラー】ブラックカラー
【修理内容】①ハンドル交換、②ファスナー引き手革作成・取付

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
エピライン ニース ハンドバッグ

Before 01

ハンドルダメージ画像

革が乾燥して柔軟さが無くなっていたことで、無理な荷重が掛かった際に亀裂が入ってしまった状態でした。

ハンドルの芯材だけでかろうじて繋がっている状態でしたので、革で補強をしても見た目が損なわれてしまうお仕上がりになるため、やむなく新しい革を使用してハンドルを交換することになりました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①ハンドル型取り、切り出し
②ハンドル作成
③ハンドル本体取り付け

先ずは、本体からハンドルを取り外しまして、類似のカーフスキン(仔牛革)から革を切り出し、同様のデザインでハンドルを作成します。

その後、お取り付けの前に元々の艶感に近づけるための補修を施し、本体にお取り付けしてお仕上げをさせていただきました。

Before 02

ファスナー引き手ダメージ部分画像

こちらにもシミのダメージと縁回り(コバ)に擦れ剥げのダメージがございました。

After 02

【リペア・メンテナンス内容】
①引き手革の型取・切り出し
②引き手革作成
③引き手革本体取り付け

こちらもハンドルと同様の革を使用して、元々の形状で引き手革を切り出し、同様のデザインに仕上げさせていただきました。

こちらの引き手革は、奥に見える金具を通してパドロック(南京錠)を掛けることで、開閉をロックすることができるデザインなので、元々の機能を再現したお仕上げとなる様に作成をさせていただきました。

【リペア・メンテナンス総括】

ルイヴィトンのエピライン「ニース」は、女性の化粧品を収納するためにデザインされた筒型のバニティバッグです^ ^

日常で使うとしても、化粧品のお仕事やスタイリストさんでもない限り、バニティバッグを家の外に持ち出すことってなかなかないので、比較的大きなダメージが付かず綺麗な状態で流通することが多いバッグです。ですが、それでも日本の高温多湿や冬時期の乾燥が繰り返すことで革素材は劣化していきます。

今回も気付かないうちに革の劣化が進んでいて、ちょっとした扱い方でこの様に革が裂けてしまうこともあるんです^^;

少しでもハンドルに保湿や栄養補給などのメンテナンスができていたらと思うと残念なダメージですが、起こってしまったことは悔いてもしょうがないですので、今後は意識的にメンテナンスをしてあげることと、保管時もできるだけ高温多湿の環境を避けて保管してあげることを気をつけてあげてほしいです^ ^!

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