WANDLER／ワンドラー　レザーハンドハンドバッグ　修理実績【レボラボ】

火事によってバッグが熱や煙を浴びてしまい、革表面にススや変色・バッグ全体に焼けた鼻を突く臭気を発している状態でのご相談でした。

先ずは、ススまみれになっている革表面を革専用のクリーニング剤を使用して丁寧にクレンジングをさせていただき、汚れ落としを行い、革が弱っている状態でしたので、保湿と栄養補給を行いました。

この時点では、臭気がまだまだ強く残っている状態でしたので、オゾンクリーニングで臭いの素を分解するメンテナンスを行わせていただきました。

その後、元々のダークブラウンカラーを調色作成して、革表面の変色ダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

最後に再度、オゾンクリーニングを行い臭気を可能な限り抑制してお仕上げをさせていただきました。

ファスナーの金属部分もお写真の様に黒いススや熱によって金具が劣化して開閉が困難な状態になっておりました。

類似色のYKK製ファスナーをご用意しまして、ダメージを負っていたファスナー本体とファスナーを滑るスライダー金具の交換をさせていただきました。

元々のファスナー引き手革は無事でしたので、新しい金具に移植を行いましたので、大きくデザインを損なうことなく補修することができました。

最後にスムーズな開閉ができる限り長く続く様に専用の潤滑処理をさせていただきました。