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Christian Dior/クリスチャン・ディオール レザーハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

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Christian Dior/クリスチャン・ディオール
レザーハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

Christian Dior/クリスチャン・ディオール レザーハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

2021/09/11

【素材】キップスキン(中牛革) 【カラー】キャメル
【修理内容】①ポイントカラーリペア、②コバ補修

Christian Dior(クリスチャン・ディオール)
レザーハンドバッグ

Before 01

縁周りダメージ画像

革部分全体的に経年の薄汚れと色あせ、部分的に擦れ剥げとがございました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③トータルカラーリペア(革全体補色補修)
④側面縁周りコバ補修

始めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、次に弊社専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理をしっかりと行いました。

その後、周囲のキャメルカラーと色のムラを起こさない様にしっかりと調色作成して、革表面のダメージを補修しながらダメージ部分に補色補修を施し全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

縁周りのコバについては、擦れ剥げてしまった部分を整形した後にコバを再作成して形状と見た目を整える施術をさせていただきました。

最後に全体のお磨きをしてお仕上げです。

【リペア・メンテナンス総括】

今回のレザーバッグは、元々水溶性の染料で色染めされた革でしたので、部位によってお色の濃淡が特徴的なバッグでした。

その特徴を損なわない様に全体的なカラーリングを避けて部分的な染色を施させていただき、自然に馴染む様にお仕上げをさせていただきました!

革にも動物によって様々な表情の種類がありますが、鞣し(なめし)方・染め方・仕上げ方によっても大きく表情を変えますので、元々の表情を推察しながらより近づけられる様に使用する染料の種類・濃度・混ぜる溶剤の調合などを調節して補修をしております。

補色する際に使用する筆や刷毛の種類とそれら資材の使い方でも仕上がりが異なってきてしまうので、市販の資材ではなく自社のメンテナンスに合う資材を開発して日々改良改善をしております。

この様に様々な要素が仕上がりを変えてしまいますので、メンテナンス方法をしっかりと決めるためのお客様との事前の修理打ち合わせを一番重視しております。

ブランドの価値を損なわない様に、そしてより永くご愛用していただける様に最善の提案させていただきますので、安心してご相談くださいませ!

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