Christian Dior／クリスチャン・ディオール レザーハンドバッグの実績【レボラボ】

2021/08/22

【素材】キップスキン（中牛革）　【カラー】キャメル系
【修理内容】持ち手補強補修

Christian Dior（クリスチャン・ディオール）／レザーハンドバッグ

持ち手付け根ダメージ画像

経年の負担で、持ち手の付け根が破れて金具から外れてしまって普段使いが出来ない状態になっておりました。

【リペア・メンテナンス内容】
①縫製解き・巻き革取り外し
②巻き革型取り・巻き革作成
③巻き革補強縫合

持ち手の先端の千切れてしまった巻き革（金具に巻かれた革）を取り外し、同様のサイズとデザインで新しい巻き革を類似の革（カーフスキン）で作成させていただきます。

その後、同系色の糸で持ち手に再縫合しますが、同じ綿製（コットン）の糸で縫合すると以前の様に糸が切れてしまう可能性が高いので、ポリエステルを含んだ強度の高い糸を用いて強化をしながら再縫合をさせていただきました。

【リペア・メンテナンス総括】

今回のディオールのバッグは、本体がキップスキン（中牛革）で、持ち手はカーフスキン（仔牛革）が使用されておりましたので、類似のカーフスキンを用いて同様のデザインで巻き革をさs癖いさせていただきました。

お写真でもわかりますが、同じ様な症状になりにくい様に以前よりも少し革を厚めにしておりますので、革自体も縫製も強化することで強度が増しているお仕上げをさせていただいております。

縁回りのコバも擦れがございましたが、コバも補修することで持ち手を交換しなくても綺麗に生まれ変わってくれました！