HERMES/エルメス コンスタンス レザーベルト 修理実績【レボラボ】

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HERMES/エルメス 
コンスタンス レザーベルト 
修理実績【レボラボ】

HERMES/エルメス コンスタンス レザーベルト 修理実績【レボラボ】

2025/01/25

【製品名】コンスタンス(レザーベルト)
【素材】ボックスカーフ(仔牛革)×ヴォーエプソン(型押し仔牛革)
【カラー】ブラック×ブラウン
【修理内容】エルメス専用カラーリペア
【参考修理金額】8,000〜12,000円
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
一度LINEにてお見積もりをご相談くださいませ。

HERMES/エルメス 
コンスタンス レザーベルト 
修理実績【レボラボ】

Before 01

ベルト全体のダメージ画像

コンスタンスのアイコンであるHバックルは、外された状態で届きました。

表側のブラックの革は、カーフスキン(仔牛革)で、裏側の革は、ゴールドカラーのヴォーエプソン(型押し仔牛革)のコンスタンス定番のお品物でした。

特に上質なボックスカーフは革自体が非常にきめ細かいため少しの擦れや爪で引っ掻いたりすると傷が残るデリケートな革で、乾燥していることで余計に擦れやすい状態になっておりました。

今回は、革に念入りな保湿と栄養補給を行い、細部の擦れ剥げや全体的な色褪せをエルメス専用のカラーリペアで補修するご提案をさせていただきました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③エルメス専用補色補修
④全体お磨き+お仕上げ

先ずは、全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、弱ってしまっている革表面を念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。

その後、しっかりと革を休ませて革にある程度ハリやコシが戻ったら、最後に全体的な色褪せや小傷、擦れ剥げのダメージを補修しながら、元色のブラックとゴールドのお色で統一感と発色を整えて全体をお磨きしお仕上げです。

Before 02

擦れ剥げダメージの接写画像

After 02

エルメス専用カラーリペア後の画像1

Before 03

色褪せや擦れ剥げダメージの接写画像

After 03

エルメス専用カラーリペア後の画像2

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、 エルメス/コンスタンス レザーベルトのお修理をさせていただきました!

今回は、エルメスのボックスカーフについてのお話です。ボックスカーフは、生後数ヶ月(3〜6ヶ月)の傷の少ない非常に貴重な革が使われていて、その革をクロムなめしという方法で革製品にする前の仕立てがされています。
非常に若い仔牛の革なので特にきめ細かく艶のある高級感があるため、一般には手に入れることも難しくエルメスなどの高級ブランドが好んで使用します。
こういった哺乳類や爬虫類は、肉は食肉として革は革製品として、動物の命をいただいて作られていることを考えるともっと大切に大事にできるだけ長く愛用してあげたいと思います!

長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。

放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

今後もブランド品クリニックの様な立ち位置で、皆様のご愛用の品物をメンテナンスさせていただきます!