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GUCCI/グッチ  レザーショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

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GUCCI/グッチ  レザーショルダーバッグ
修理実績【レボラボ】

GUCCI/グッチ  レザーショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

2023/07/03

【素材】カーフスキン(仔牛革) 【カラー】ブラウン
【メニュー】根革再取り付け

GUCCI/グッチ  レザーショルダーバッグ

Before 01

根革損傷画像

ショルダーとバッグ本体を繋ぎ合わせている根革というループの革が千切れてしまっております。

この根革をバッグに固定する金具(カシメ金具)には、グッチのロゴが入った金具が使われておりますが、根革全体を交換してしまうとこのロゴ金具が再利用ができない仕様なので、無地の金具に交換になってしまい、ブランド価値を下げてしまうお直しとなりますので、ご依頼者様と相談の上で全体の交換ではなく、千切れかけた部分のみ補強補修するリペアメンテナンスをさせていただくことになりました。

レボラボでは、ブランド価値を出来る限り損なわないような技術でお直しをさせていただいております。

 

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①根革部分の縫製を一部解体
②補強革作製
③入れ込み縫製
④お仕上げ

全てを解体してしまうとカシメ金具を外さないといけなくなり、カシメ金具も交換をすることになりますので、一部を解体し、補強する革を入れ込めるようにいたします。

また、負担が掛かる箇所なので、今後同じ様な症状になりにくい様に以前の芯材よりも強い芯材を使用いたしました。

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、グッチのオールレザー ショルダーバッグでした!

表側からは、修理した痕が解らない様に綺麗な仕上がりになったかと思います。

一度千切れてしまった革を補強するお修理ですので、補強とはいえどうしても強度が気になりますよね。できる限り今後の使用に耐えられる様に以前よりも強度の高い芯材を使って仕上げておりますので、無理な使い方をしなければ永くお使いいただけるかと思います!

バッグ本体と繋ぎ合わせているショルダーの付け根の修理は千切れたり破れたりと負担のかかりやすい箇所になりますので、そうなっていないかどうか一度見てあげてください。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

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