CHANEL/シャネル マトラッセ チェーンショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】
2023/06/27
【素材】ラムスキン(仔羊革) 【カラー】ホワイト【修理内容】シャネル専用カラーリペア
CHANEL/シャネル マトラッセ
チェーンショルダーバッグ
Before 01
表側全体画像
革部分全体的に経年の色あせ・クスミがあり、革に栄養がなくなりお肌がカサカサになっておりました。
擦れやすい部分に擦れ剥げや擦り切れのダメージがございましたので、シャネルラムスキン専用の補色補修をご提案させていただきました。
シャネルラムスキン専用とは、ラム(仔羊革)は柔らかい質感が印象的な革ですが、お色を入れすぎると硬くなってしまいます。
レボラボでは、ブランド価値を出来る限り損なわないような技術でお直しをさせていただいております。
After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③シャネル ラムスキン専用補色補修
④全体お磨き+お仕上げ
非常に乾燥をしておりましたので、初めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。
1度の保湿では潤いが足りないほどのカサつきがありましたので数回に渡り保湿作業を行いました。
最初にこの処理を行わないと色が上手く乗ってくれません。
女性のお化粧の前のクレンジングと保湿をイメージしていただけますと分かりやすいかと思います。
その後、シャネルのホワイトカラーを調色作成して、革表面のダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。
ホワイトカラーといえどもホワイト1色ではなく、他のお色も入っておりますので、様々なお色を合わせて調色をしております。
シャネルのマトラッセはツヤ感も非常に大切な表情の一つですので、出来る限り元のツヤ感を取り戻せれるようにお仕上げをしております。
【リペア・メンテナンス総括】
今回のご依頼のお品物は、シャネルの定番でお馴染みのマトラッセ チェーンショルダーバッグでした!
ラムスキン(仔羊革)は、無理に補色補修をすると硬化して質感が変わりやすいデリケートな革ですので、特有の質感を損なわない様に使用する染料や資材も専用の物を調合して作製をさせていただいております。
経年的な理由により、保湿がどんどんなくなってくると擦れ傷や色褪せが目立ってきてしまいます。
また、デニムなどの洋服の色移りも特に目立ってしまうホワイトのお色ですので、ひどくなってしまいますと黒ずみや色移りした色が隠れないこともあります。
そうなってしまう前に一度ご相談いただけますと費用も抑えられます。
この定番のマトラッセは当店で一番ご依頼の多いお品物ですので、ご安心いただければと思います。
カジュアルな普段使いにと、ありとあらゆるシチュエーションで活躍をしてくれるマトラッセですので、いざという時に気兼ねなくお使いいただけるよう、まずは無料お見積もりをお気軽にご相談くださいませ。
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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。
職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。