LOEWE/ロエベ アナグラム トートバッグ 修理実績【レボラボ】
2025/03/25
【素材】シュリンクレザー(仔牛革)
【カラー】ブラウン系
【修理内容】①トータルカラーリペア、②持ち手交換
【参考修理金額】25,000〜35,000円
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
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LOEWE/ロエベ
アナグラム トートバッグ
修理実績【レボラボ】

Before 01
バッグ前面の擦れ剥げや擦れ傷のダメージ画像
バッグ全体的に乾燥しており、革表面がカサカサとなって擦れ剥げが起こりやすい状態になっていましたので、必然的に細部に擦れ剥げや擦れ傷のダメージが多数起きていました。
特に持ち手部分は、擦り切れなどのダメージもありましたので、いつ千切れてしまうかという状態でした。
今回は、深刻な革の乾燥がありましたので、革に念入りな保湿と栄養補給などの下処理を行なった後に、細部の擦れ剥げや全体的な色褪せをトータルカラーリペアと持ち手の交換をリペアメンテナンスメニューとしてご提案をさせていただきました。

After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング+保湿・栄養補給
②持ち手作製・交換
③トータルカラーリペア
④全体お磨き+お仕上げ
先ずは、全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、弱ってしまっている革表面を念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。
持ち手は、本体から取り外し、同品質のカーフスキン(仔牛革)を使用して同様のデザインで作製し、本体に移植をさせていただきました。
最後にしっかりと革を休ませて、革にある程度ハリやコシが戻ったら、全体的な色褪せや小傷、擦れ剥げのダメージを補修しながら、元色のお色で統一感と発色を整えて全体をお磨きしお仕上げです。
【リペア・メンテナンス総括】
今回のご依頼のお品物は、LOEWE/ロエベ アナグラム トートバッグのお修理をさせていただきました!
見た目の擦れ剥げダメージよりも革表面の乾燥が非常に酷かったので、先ずは革にコシとハリを出来るだけ回復させるかが大事でした。幸い革自体は生きていましたので、カラーリペアの染料の色の浸透や乗りも良くなり、磨くことで艶感も改善できたので非常に良かったです!
長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。
放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。
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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。
職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。
今後もブランド品クリニックの様な立ち位置で、皆様のご愛用の品物をメンテナンスさせていただきます!