CHANEL/シャネル マトラッセ ココマーク 長財布 修理実績【レボラボ】
2025/02/11
【製品名】マトラッセ ロングウォレット
【素材】キャビアスキン(型押し仔牛革)
【カラー】ピンク系
【修理内容】①シャネル専用カラーリペア、②メインファスナー交換
【参考修理金額】25,000〜30,000円
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
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CHANEL/シャネル
マトラッセ ココマーク
長財布 修理実績【レボラボ】
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Before 01
お財布前面のダメージ画像
全体的に経年による色褪せをしており、縁周りはほぼ擦れ剥げている状態でよく擦れる部分には黒ずみのダメージがありました。
また、メインファスナーは故障しており開閉ができない状態で生地部分も経年の汚れで黒ずみや擦れ傷がございました。
今回は、全体の色褪せと角縁の擦れ剥げや黒ずみを改善するためにシャネル専用のカラーリペアとメインファスナーの交換を行った後にファスナー引き手を移植するメンテナンスをご提案させていただきました。
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After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング+保湿・栄養補給
②ファスナー交換+引き手革移植
③シャネル ラムスキン専用補色補修
④全体お磨き+お仕上げ
先ずは、全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、革表面を念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。
その後、縁周りのステッチ(縫製)を解き、メインファスナーを作製して、元々の引き手革も移植し再縫合行いました。
しっかりと革を休ませてクリームが馴染んだ後に全体的な色褪せや擦れ剥げ、角縁の黒ずみのダメージを補修しながら、元々の発色の良いピンクで統一感を整えて金具も含めて全体のお磨きをしてお仕上げをさせていただきました。
【リペア・メンテナンス総括】
今回のご依頼のお品物は、 シャネル/マトラッセ ココマークラウンドジップウォレット(長財布)のお修理をさせていただきました!
ファスナーは、中身を入れ過ぎたり、強く開閉したりすると噛み合わせ金具(エレメント金具)やファスナー本体を滑るスライダー金具が摩耗したり破損することで、噛み合わなくなりこの様な故障に繋がってしまいます。
お財布の中に収納する量は、どうしても日常生活で気が付いたら増えがちですが、定期的に整理してあげたり、ファスナーもゆっくり開閉してあげることが長持ちの秘訣だと思います!
ずっと持っているとその変化に気付きにくいですが、徐々に褪色をしていってしまうのがシャネルブラックの特徴でもあります。でもこのダメージは、レボラボが研究開発したシャネル専用のカラーリペアでラムスキンの柔軟な質感を損なわずに新品当時のシャネルブラックまで改善させることができますので、お気に入りのバッグが気になってきたら是非ご相談ください!
長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。
放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。
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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。
職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。
今後もブランド品クリニックの様な立ち位置で、皆様のご愛用の品物をメンテナンスさせていただきます!