CHANEL/シャネル マトラッセ チェーンショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】
2025/02/08
【製品名】Wフラップマトラッセ
【素材】ラムスキン(仔羊革)
【カラー】ブラック
【修理内容】①シャネル専用カラーリペア、②内装交換、③チェーンメッキ加工 他
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
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CHANEL/シャネル
Wフラップ マトラッセ
チェーンショルダーバッグ
修理実績【レボラボ】
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Before 01
バッグ前面の色褪せや擦れ剥げのダメージ画像
全体的に経年による色褪せや革表面が大きく擦れ剥げを起こしており、よく擦れる角縁や縁周りは革表面が剥がれてしまっているほどのダメージでした。
長期間、革にとって環境の良くないところでの保管をしていたことで、ラムスキンの油分や水分量もなくなってしまい、革がカサカサの状態になり擦れやくなり、革特有のカビ臭が染み付いている状態でした。
また外側や内側のポケットにも擦れ剥げやカビが発生して生地剥がれなども起こしていました。
今回は、ご依頼者様が長く使いたく全体的に綺麗に補修をしたいとのことでしたので、革全体に必要な保湿と栄養補給を行なった後に色褪せと角縁やココマーク周辺の擦れ剥げを改善するために①シャネル専用のカラーリペアと②3つのポケットの内装交換、③チェーン再メッキ加工、④革紐交換、⑤金具磨きと再メッキ加工、⑥カビ対策のオゾンクレンジングのメンテナンスをご提案させていただきました。
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After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング+保湿・栄養補給
②本体分解+ポケット内側内装交換
③チェーン金具+他金具のお磨きと再メッキ加工
④革紐作製+チェーン編み込み
⑤シャネル ラムスキン専用補色補修
⑥全体お磨き+お仕上げ
先ずは、全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、カビの再発防止のためにオゾンクレンジングを行いました。その後、乾燥してカサカサになっている革表面に念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。
チェーン金具は、革紐を取り外しチェーン金具は古いメッキを綺麗に剥離した後にシャネルと同様のメッキ加工(24金メッキ)を行い、その他の金具は、クスミや小傷を除去するための金具磨きの後に再メッキ加工を施しました。
本体は、しっかりと革を休ませてクリームが馴染んだ後に全体的な色褪せや擦れ剥げのダメージを補修しながら、元々のお色で統一感を整えて金具も含めて全体のお磨きをしてお仕上げをさせていただきました。
【リペア・メンテナンス総括】
今回のご依頼のお品物は、 シャネル/Wフラップマトラッセ チェーンショルダーバッグのお修理をさせていただきました!
今回のお修理は、ご依頼者様が良いタイミングでメンテナンスに出してくださったので、シャネルのぷっくりしたキルティングの表情も損なうことなく新品時に近いお仕上がりになって喜んでいただけました!
ダメージが酷くなってからだとどうしてもダメージ痕が残ってしまいますので、気になった際は出来るだけお早めのご相談をお勧めします!
ずっと持っているとその変化に気付きにくいですが、徐々に褪色をしていってしまうのがシャネルブラックの特徴でもあります。でもこのダメージは、レボラボが研究開発したシャネル専用のカラーリペアでラムスキンの柔軟な質感を損なわずに新品当時のシャネルブラックまで改善させることができますので、お気に入りのバッグが気になってきたら是非ご相談ください!
長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。
放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。
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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。
職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。
今後もブランド品クリニックの様な立ち位置で、皆様のご愛用の品物をメンテナンスさせていただきます!