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Cristian Dior/クリスチャンディオール レディディオール エナメル ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

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Cristian Dior/クリスチャンディオール 
レディディオール エナメル 
ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

Cristian Dior/クリスチャンディオール レディディオール エナメル ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

2025/01/30

【製品名】レディディオール
【素材】エナメルレザー
【カラー】ブラック
【修理内容】①型崩れ補修、②エナメル専用クレンジング、③金具磨き
【参考修理金額】35,000〜50,000円
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
一度LINEにてお見積もりをご相談くださいませ。

Cristian Dior/クリスチャンディオール 
レディディオール エナメル 
ハンドバッグ 修理実績【レボラボ】

Before 01

バッグ前面の型崩れのダメージ画像

バッグ全体が大きく型崩れを起こしていました。
エナメルレザー革が収縮した状態でもなかったので、おそらく保管時の環境が良くなかったのだと思います。

エナメルレザーにも経年の汚れやクスミがあり、持ち手の丸い穴の空いたハトメ金具には若干サビが出掛かっている状態でしたので、今回の型崩れを補修するための芯材交換と全体的なエナメルの艶と光沢感を改善するエナメルクレンジング、そして持ち手のハトメ金具の金具磨きの3つのメンテナンスをご提案をさせていただきました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②本体解体+芯材交換
③エナメル専用クレンジング
④ハトメ金具お磨き+全体のお磨き

先ずは、本体と金具で繋がっている持ち手を本体から取り外し、本体の開口部のステッチ(縫製)を解いて崩れた古い芯材を取り外します。同素材よりも少し強化した芯材を使って成型して開口部の再縫合を行います。

その後、本体と持ち手のエナメル革はエナメル専用のクレンジングを行って、最後に持ち手のハトメ金具のサビ除去とお磨きを行ってお仕上げさせていただきました。

Before 02

側面から見た型崩れのダメージの画像

After 02

型崩れ補修後の画像

Before 03

持ち手のハトメ金具のクスミダメージ画像

After 03

持ち手のハトメ金具お磨き後の画像

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、 クリスチャン・ディオール/レディディオール カナージュ エナメルハンドバッグのお修理をさせていただきました!

型崩れのダメージは、直せる形状と素材、直せない形状と素材があります。
今回のレディディオールの内部構造は、内側に形を保つために芯材という型紙が使用されています。
こういった芯材型が使われているバッグは内側の崩れた芯材を新しく交換することで成型し直すことが可能です。
逆に一枚革で製造されているバッグは、革のハリやコシがなくなって型崩れを起こしてしまうと物理的に直せないケースもあります。しかし、バッグの種類によっては、型崩れを少しでも改善する方法もありますので、諦めてしまう前に是非ご相談くださいませ!

長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。

放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

今後もブランド品クリニックの様な立ち位置で、皆様のご愛用の品物をメンテナンスさせていただきます!

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