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Cartier/カルティエ マストライン ショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

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Cartier/カルティエ
マストライン ショルダーバッグ
修理実績【レボラボ】

Cartier/カルティエ マストライン ショルダーバッグ 修理実績【レボラボ】

2024/11/07

【ライン名】マストライン
【素材】カーフスキン(仔牛革)
【カラー】ボルドー
【修理内容】シャネル専用カラーリペア
【参考修理金額】8,000〜15,000円
※状態・素材・サイズ・お色によって異なりますので、
一度LINEにてお見積もりをご相談くださいませ。

Cartier/カルティエ
マストライン ショルダーバッグ
修理実績【レボラボ】

Before 01

バッグ全体画像

ショルダーと本体を繋ぐ革(根革)が経年の負担と革の劣化によって千切れてしまっている状態でした。

お写真でもわかる通り、縁周りや角の革表面にも擦れ剥げのダメージがありますので、今回は根革交換と部分的な擦れ剥げのダメージを補修するポイントカラーリペア(部分補色補修)をご提案させていただきました。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②革パーツ作製+補色補修
③本体取り付け(縫合)
④全体お磨き+お仕上げ

先ずは、革全体の経年の薄汚れを革専用クレンジングで落としていきます。

その後、ダメージを受けた根革を本体から取り外して、同品質の革を選定しカルティエのボルドー色に色を染色します。

染色後、元々と同じデザインで根革を作製して、本体へ縫合しショルダーも取り付けを行います。

最後に本体の部分的な擦れ剥げのダメージを補色補修してお仕上げしました。

Before 02

根革ダメージ画像

After 02

根革交換後の画像

Before 03

根革ダメージ画像2

After 03

根革交換後の画像2

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、 カルティエ/マストラインのショルダーバッグをお修理させていただきました!

カルティエは他のブランドに比べ特に革が薄く仕立てらているので、見た目は美しいのですがこの様に経年での蓄積した劣化で負担のかかる箇所の革が切れてしまうという症状を多く見受けます。

ボルドー色の手に入れにくい革色ですので、根革を作製する前にカルティエ特有のボルドー色に色を染色で整えてから作りましたので色合いや仕上がりともに違和感なくお修理ができました!

長い年月を経過すると、どうしても劣化してしまう部位はございます。

放置をしておくとあらゆる部位に劣化が起きてしまっていることもございますので、定期的に使用していないお品物の点検をしてあげてください。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

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