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ルイヴィトンのバッグや財布|こんなボロボロの状態でも直るの? ブランド品の修理専門店がお答えします

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ルイヴィトンのバッグや財布|こんなボロボロの状態でも直るの? ブランド品の修理専門店がお答えします

ルイヴィトンのバッグや財布|こんなボロボロの状態でも直るの? ブランド品の修理専門店がお答えします

2024/08/12

大事に使っていたルイヴィトンのバッグが突然壊れてしまったらもう処分するしかないのか。。。

新しいバッグを買うにもブランド品は高価だし、とても思い出のある大切なバッグだし。。。

ルイヴィトンのバッグに突然不具合が出てしまったり、壊れてしまった時に、悩む人もいるでしょう。

 

この記事では、そもそもルイヴィトンのバッグが本当に綺麗に直せるのか、その費用や修理期間についても解説し、おすすめのブランド品の修理専門店「レボラボ」について紹介をします。

レボラボの過去修理事例をもとにボロボロになってしまったルイヴィトンの製品がどの様に修理されているのかを解説しますので、これからルイヴィトンのバッグの修理を検討している人は、ぜひこの記事を参考にレボラボの高い技術でブランド価値を損ねない仕上がりを体感してみてください。

 

この記事で分かること

ルイヴィトンのバッグには
どんな修理が多いのか

ここでは、実際に修理業者が修理した事例を見ながら、ルイヴィトンの製品がどの程度まで修理することができるのかを解説します。

しかし、ひと口にルイヴィトンと言っても150年以上も長く愛されているブランドですので、たくさんのラインやデザインがあり、中には廃番になってしまった製品やそのシーズンだけしか販売されなかった希少な製品など多種多様にあります。

そこで今回は、色々な修理事例の中でもルイヴィトン製品に多い破損や劣化をピックアップして解説していきます。

先ずは、今回ご紹介する事例は下記の通りです。

※該当するダメージ例をクリックすると修理事例を確認できます。

  ・革が劣化して切れてしまった/革作成交換

  ・内側がベタベタする/内装交換

  ・革が擦れて色褪せてしまった/カラーリペア

  ・エナメルが変色してしまった/エナメル再加工

  ・縁周りが破れてしまった/コバ補修、パイピング交換

  ・縫製がホツレてしまった/ほつれ補修

  ・金具が色褪せや変色を起こしてしまった/再メッキ加工

  ・カビが生えてしまった/オゾンクレンジング

  ・生地が汚れてしまった/生地クリーニング、染色補修

  ・ファスナーが故障してしまった/ファスナー交換

  ・金具が故障してしまった/金具交換

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエ・アズールライン ネヴァーフルMM トートバッグ

ルイヴィトンのトートバッグでアイコン的なデザインのネヴァーフルです。
革パーツが経年の劣化によって千切れたりひび割れを起こしたり、ハリやコシもなくなって持ち手も自立しなくなってしまっていル状態でした。

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修理前の画像1

革パーツが経年の劣化によって千切れたりひび割れを起こしたり、ハリやコシもなくなって持ち手も自立しなくなってしまっている状態でした。

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修理後の画像1

日本の一大産地である兵庫県姫路市で仕立てている上質なヌメ革を使用して、同様のデザインで革を切り出し、各パーツを作製した後に本体に取り付けを行います。

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修理前の画像2

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修理後の画像2

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修理前の画像3

開口部の巻き革は、革が硬くなり欠損を起こしたり、装飾革の絞り紐も乾燥してひび割れや裂傷を起こして今にも切れそうな状態でした。

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修理前の画像3

品質の高いヌメ革を使用することで、新品時と同じ柔軟性を持った仕上がりまで改善が可能です。

もちろん細部の金具パーツは、元々の金具を移植することでブランド価値を著しく損なわない様に再利用にこだわっています。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ヴァヴァンPM トートバッグ


シンプルな構造で、肩掛けのできるトートバッグの定番として長く愛されているデザインのバッグです。
切れてしまった持ち手と根革(4ヶ所)を新しい革で作成して交換するお修理

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修理前の状態1

持ち手に使われているヌメ革が、経年の劣化によって弱り根元から千切れてしまっていました。

革は全体的に綺麗に変色していますが、手や肩が触れる部分が皮脂や手垢によって黒ずんでいる状態でした。

After

修理後の状態1

ルイ・ヴィトンと同品質の上質なヌメ革を使用して同じデザインの持ち手と根革を作製して本体に取り付けをしました。

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修理前の状態2

近くで見るとより革のダメージ感がわかりますね。

切れている箇所以外も随分傷んできているのでいつ切れてしまってもおかしくない状態です。

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修理後の状態2

ルイヴィトンの特徴でもあるステッチ(縫製)の外周りに装飾を意図した飾り捻(かざりネン)もしっかり施して仕上げております。捻には装飾性だけでなく耐久性や屈曲性を高める効果もありますし、ルイヴィトンの仕上げを再現する上でも非常に重要な工程です。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ドーヴィル ハンドバッグ

化粧品や化粧道具を収納しやすい様に設計されたバッグで、ボーリングバニティとも呼ばれています。
 切れてしまった、持ち手(ハンドル)と本体を繋ぐための革(根革)を作製し交換をするお修理です。

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修理前の状態1

元々自重のあるバッグですので、中に荷物を入れるとさらに重くなって、この様なサイズの根革だと経年の負荷で切れてしまうこともあります。

After

修理後の状態1

こちらもルイ・ヴィトンと同品質の上質なヌメ革を使用して同じデザインで根革を作製します。経年変化した周囲の革色と出来るだけ馴染むように作製した根革にエイジング加工を施して仕上げます。

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修理前の画像2

ヌメ革は比較的強度の高い革ですが、湿気を帯びたり乾燥したりを繰り返すことでこの様に革の劣化が進み切れやすくなってしまいます。

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修理後の画像2

出来るだけ馴染むところまで仕上げられましたが、同じ様な環境で使用したり保管をすると他の根革も切れてしまいますので、日頃のケアの仕方も含めてご案内をさせていただくようにしています。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン カルトシエール22 ショルダーバッグ

廃番製品の中でもヴィンテージに属する古いデザインのカルトシエールシリーズ。
西洋の狩りで使用する銃弾を収納するバッグをモチーフにベルトロックのフラップをデザインした今でも人気のバッグです。

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修理前の画像1

ヴィンテージバッグだけあって年期の入った見た目になっています、しっかりした構造と質の高い革や素材が使用されているので、何十年も使用できる状態を保っていてクオリティの高さを感じます。

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修理後の画像2

綺麗に経年変化した日焼け感を出すために新品のヌメ革にエイジング加工をすることで、ヴィンテージの風合いも残しつつ状態の改善が可能ですので、当時の華やかさが復元された様な仕上がりなりました。

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修理前の画像2

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修理後の画像2

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修理前の画像3

厚めで強度の高い革ですが、数十年も経つと日頃のケアをしていてもこの様に傷や汚れ黒ずみがどうしても目立ってきてしまいます。

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修理後の画像3

元々の原皮の厚みに近い分厚めに仕立てられたヌメ革が使用されていますので、より再現性を上げるためにルイヴィトンの修理専用に革を厳選してご用意しています。

革だけでなく金具もクスミや変色を起こしていましたので、ルイヴィトン特有の真鍮金具の特徴を崩さない様に磨きと再メッキを施させていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン トロカデロ24 ショルダーバッグ

エッフェル塔の眼下に放射状に道が広がるトロカデロ広場やトロカデロ庭園と同じ名前を持つバッグ。
華やかな名前の印象とは裏腹にシンプルで洗練されたどんな装いにも合わせられそうなデザインですね。

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修理前の画像

根元での千切れや全体的な擦れ剥げ、色ムラのある変色の仕方をしてしまっているので、余計にダメージ感が気になってしまいます。

所々にヒビ割れも起こしていましたので、ショルダー全体の交換をご提案させていただきました。

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修理後の画像

もちろんステッチ(縫製)の色も同色で合わせて、3.5mmのステッチ幅(縫い目幅)の再現と縁の飾り捻(かざりネン)、側面のコバ色も再現性を高めるためにこだわって作製します。

長さ調整の純正金具や肩パッドは、再利用ができましたので移植をさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン シテGM ショルダーバッグ

廃番にはなりましたが、かなりの人気を博したシテシリーズのミドルサイズのシテMMです。
フランス語で「旧市街」や「都」という意味があるようで、実際にシテ島にはノートルダム大聖堂などの歴史的建造物もありパリ発祥の地とも言われるシテ島の名を冠する名作です。

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修理前の画像1

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修理後の画像1

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修理前の画像2

持ち手の金具に繋がる本体側の根革という革が経年の劣化で千切れてしまったことで普段使いが出来ない状態になっておりました。

After

修理後の画像2

ジップポケット周囲の装飾革に持ち手が取り付けられているデザインの為、ファスナー周囲の革も全て作製して取り付けをさせていただきました。

持ち手の経年変化した革色に合わせて新しいヌメ革をエイジングし色味も違和感のない様に仕上げております。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエ・ジェアンライン ウェザリー ショルダーバッグ

ダミエ・ジェアンラインから世界最高峰のヨットレースでもあるルイヴィトンカップのアイコンとしてデザインされたバッグのうちのひとつ。
2020年まで毎年開催される際にバッグ以外にも様々なアイコン商品が発売されて、収集しているコレクターも多いモデルです。

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修理前の画像1

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修理後の画像1

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修理前の画像2

ルイヴィトンカップの刻印が刻まれた根革の金具が付くループ部分の革が切れてしまっている状態でした。

ループ革自体もかなり傷んで弱っているのでこの部分だけを交換するにも強度が保てないほどのダメージ感です。

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修理後の画像2

ルイヴィトンカップの刻印の施された革は、交換してしまうと価値が大きく損なわれてしまいますので、ループ部分だけ綺麗に裁断して根革を独立させて縫製を施し直すことで強度を保たせて刻印も残す方法でお修理をさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラム・マットライン ファウラー ショルダーバッグ

革にモノグラム柄にエンボス加工(型押し)を施して、メタリック系のブラックカラーで着色して仕上げられているモノグラムマットライン。
2002年から2006年の短い期間で製造されたラインですが、落ち着きのあるマットなメタリックブラックで、洗練されたシンプルなデザインが多く、当時ルイヴィトンの新しいチャレンジを感じる素敵なシリーズでした。

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修理前の画像1

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修理後の画像1

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修理前の画像2

ショルダーの金具と繋がっているループ革の部分が、経年の負荷と革の劣化によって千切れてしまっている状態でした。

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修理後の画像2

ショルダーと本体を繋ぐ革(根革)が、マチ(側面)の革と一体化したデザインの為、マチに使われている革全体を交換するとなると費用が高くなってしまうので、ご依頼者様と相談しながら金具に繋がる根革を独立させて強度を保ちながら自然な仕上がりになる様にご提案した上でお修理をさせていただきました。

特殊なカラーの革ですので、表情の似たカーフスキン(仔牛革)に同じメタリックブラックの加工を施して色合いも整えました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン スポンティーニ ショルダーバッグ

こちらも廃番となったデザインですが、内側が防汚防水のための生地が採用されていて、化粧品を収納するための構造になっています。持ち方も付属のショルダーストラップを取り付ければショルダーバッグとしても使用できる2WAYバッグです。

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修理前の画像1

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修理後の画像1

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修理後の画像2

いくら防水生地とはいえ、日本の高温多湿の環境には耐えられず、使わずファスナーを閉めて空気の循環が出来ないとワンシーズンで生地が痛んでしまったりします。

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修理後の画像2

同様の生地で交換することも可能ですが、同じ様な環境で同じ様に使用すると再発する可能性が高く、また修理費用が掛かってしまうので、ご依頼者様と相談し湿気にも強い強化シルク系の生地を使用して内装生地の交換をさせていただきました。

内側の再利用できるパーツは、新しい内装に移植しポケットなども同様のデザインで再現をしました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ポルトフォイユ・マルコ 2つ折り財布

2つ折り財布の定番モデルで、現在も内側の構造や細部のディティールをアップデートしながら進化し続けている定番財布のひとつ。
シンプルな構造なので、機能的で小さなサイズが好まれる昨今のニーズにもマッチしたデザインですね。
剥げてきたお札入れの内側生地を交換するお修理のご紹介です。

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修理前の画像

2層構造のお札入れの内側の生地は合成皮革が使われており、湿気を帯びたり乾燥したりを繰り返したことで表面が劣化してボロボロと剥がれてきている状態でした。

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修理後の画像

レボラボでは、同じ色の合成皮革と湿気に強いシャンタン系の生地、仕上がりの質感や高級感を重視した革の3つの資材からご選択いただけます。

今回は、ご依頼者様のご意向で合成皮革での交換をさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ニース ハンドバッグ

化粧品を収納することとそのままメイクアップすることに特化してデザインされたバッグ。
現行でもニースシリーズとして「ニースBB」や「ニースバニティ」などのリニューアルしたデザインで流通しており、多くのステークホルダーに愛されている逸品。
内側生地の劣化を改善するための内装生地交換のお修理をご紹介します。

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修理前の画像2

内側は全体に湿気にやられてベタベタで、生地表面が剥がれ、さらにはカビ特有の臭気も出ている状態でした。

そのベタベタがミラーや革にも付着しているので、中に物を入れて使うことすら出来ないほど劣化しています。

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修理後の画像2

ご依頼者様と打ち合わせをした結果、再発防止を臭気改善で通気性を良くするためにシャンタン生地での内装交換を行いました。

一度カビが生えてしまうとカビの根が残ってしまうので、再発する可能性が非常に高いため、オゾンによる滅菌とカビの根の不活化や臭気緩和させるメンテナンスも行い清潔に改善させていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムアンプラントライン ネヴァーフルMM トートバッグ

2007年から展開されたネヴァーフルシリーズのアンプラントライン。
現行では、サイズの大きいモノグラムパターンが型押しされたカーフスキン(仔牛革)にミネラル鞣し(なめし)を施して仕上げている比較的柔軟な革が特徴的です。
変色を改善するためのカラーリペアの事例を紹介します。

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修理前の画像1

元々は、トゥルトレールというベージュ系のお色でしたが、紫外線や熱に反応して変色したのか黄色く変色してしまっている状態でした。

このカラーが展開されていた時期は、着色に使用されていた顔料に含まれる成分の影響で変色することが多発した様です。

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修理後の画像1

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修理前の画像2

内側に付属するポーチにも変色が見られました。

内側から滲み出ている変色だったため、やはり下地材や顔料に含まれる成分が変色に影響をしているようです。

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修理後の画像2

本体同様に着色をし直すことで、無事に元色に改善させることができました。

革も痛んでいなかったので、アンプラント特有のマットな艶感も復元できて良かった仕上がりです。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエエベヌライン ポルトトレゾール・インターナショナル 3つ折り長財布

3つ折り財布の定番として長く愛されていたデザインで、長財布の中でも収納力の高い構造になっています。
内側の革の擦れ剥げを改善するためのカラーリペアをご紹介します。

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修理前の画像

コインケースのフラップ(蓋)を開閉する際に爪があたることで銀面(革表面)が剥がれてしまっている状態でした。

ルイヴィトンの内側の革は、細かい型押しの施された比較的強度の高いグレインカーフ(型押し仔牛革)が使用されています。強い革ですが、何度も何度も擦れるとこの様な擦れ剥げのダメージに繋がります。

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修理後の画像

お財布全体に革専用のクレンジングを行って経年の汚れを除去した後にダミエエベヌの内側のお色(ダークブラウン系)を調色作製し、擦れダメージを補修しながら全体の色の統一感を整えさせていただきました。

癖付いたシワや凹みは完全に元通りというわけにはいきませんが、擦れダメージと色の統一感が整うだけでまた使いたくなる気持ちになっていただけると思います。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
エピライン ポルトフォイユ・サラ 長財布

長財布の中でもベストセラーの王道デザイン。基本の形から大きなモデルチェンジはなく、細部のデザインを細かく変えながらルイヴィトンが展開するほぼ全てのラインで今でも定番財布としてブティックでも陳列され長く愛されているシリーズですね。
色褪せや変色を改善するためのカラーリペアの事例紹介です。

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修理前の画像1

若干黄色く変色が起きていることとエピライン特有のマット感が経年によって艶っぽくなってしまっている状態を改善したいとのことでした。

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修理後の画像1

エピラインは、年代やカラーによって2色でカラーリングが施されていまして、今回のお財布もピンク系の2色で立体感を引き立てているデザインでしたので、その良さを損なわない様に染料を調整し変色の改善を行いました。

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修理前の画像2

コバと呼ばれる革の裁断面には、擦れ剥がれやヒビ割れのダメージがありました。

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修理後の画像2

綺麗にコバを整えて化粧するためには、古いコバを剥がして床面(裁断面)をしっかりと整形し直す必要があります。整えた後に元色に合わせてコバ材でしっかりと新しいコバを作製してお仕上げしました。

・エナメルが変色してしまった場合の修理事例

 

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ヴェルニライン ウースター ショルダーバッグ

フランス語でエナメルという意味になるヴェルニは、当時から人気デザイナーであったマークジェイコブスがメインコレクションとして発表した肝入りのシリーズ。カラー展開も豊富で毎シーズン新色が展開されていました。
エナメルの変色を改善するためのエナメル再加工の補修事例です。

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修理前の画像1

元々はライムイエローという柔らかなイエローの発色をするカラーですが、ブロンズ系の色が出てきてシミの様に汚れた色合いになっていました。

 

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修理後の画像1

エナメル質は、外部環境(高温多湿・紫外線)によってダメージを受けて変色しやすく、元々透明のエナメル層が黄色く変色してくることで様々な色の変化を起こしてしまいます。一度この様になってしまうと汚れや傷ではないので、エナメル層を作り直す必要があります。

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修理前の画像2

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修理後の画像2

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修理前の画像3

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修理後の画像3

側面も底も元のライムイエローに改善することができましたが、大事にしまっておくだけでも湿気などの影響を受けますので、保管場所にも気を付けていただくとより長くご愛用いただけます。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラム・アンプラントライン マレMM ハンドバッグ

パリのお洒落スポットであるマレ地区がモチーフにされた「マレ」。
クラシカルなボーリングバッグをモダンに再解釈したシェル型の様なフォルムが素敵なバッグです。
劣化した持ち手のコバや本体に付着したコバ材を除去するコバ補修とカラーリペアの修理事例です。

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修理前の画像1

湿気に反応して溶けてしまったコバ材が本体の革に付着してしまっている状態でした。

劣化するとコバ材はベタついて顔料も含まれていますので、この様に革に沈着してしまうこともあります。

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修理後の画像1

先ずは、革専用のクレンジングを行い経年の汚れや付着したコバ材を除去します。

カラートーンの薄い色の革に沈着してしまうと完全には落とし切れないため、カラーリペアで元色を補色して全体の色を整えてお仕上げです。

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修理前の画像2

原因でもある劣化してしまった持ち手のコバですね。

溶けているという表現が一番最適かもしれませんが、少し触った手にも色とベタベタが付いてしまう程のダメージです。

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修理後の画像2

ベタベタして除去するのも一苦労でしたが、綺麗にコバを作り直すためには少しでも以前の劣化したコバは取り除かないと直ぐに再発してしまいます。

アンプラントラインは他のラインに比べてコバが劣化しやすい傾向の革ですが、おそらく湿気も溜めやすいのではないかと思います。

出来るだけ再発しにくい様にコバ自体を厚くし過ぎないように作製をさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ポルトトレゾール・インターナショナル 3つ折り長財布

先にも紹介しましたが再登場のトレゾール・インターナショナル(3つ折り財布)です。
お財布の中でも修理の依頼件数が多いアイテムのひとつですが、今回は縁周りの擦れ剥げが気になるとのご相談をご紹介します。

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修理前の画像

縁周り(コバ)が擦れることで剥がれていき、張り合わせ部分に負担が掛かってステッチ(縫製)まで切れて開いてしまったダメージです。

多くの方が似た様なご経験をしておられるのではないでしょうか。

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修理後の画像

今回の症状の場合は、縁周りの革やダミエ柄の塩化ビニール生地が切れたり裂けたりする前にご相談をいただけたので、縫製を直すほつれ補修とコバを作成することでここまで状態を改善することができました。

症状にもよりますが、生地や革が切れてしまうとどうしても補修痕が残ってしまうことが多いので、出来るだけ早めにご相談で仕上がりも変わってきますので、お使いのお財布の状態チェックもしてあげてください。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン アルマ ハンドバッグ

1992年から展開されたシリーズで、30年以上たった今でも愛され続けているモノグラムライン不動の定番バッグ。
確かに流行り廃りのないフォルムで、収納力も兼ねている、ショルダーストラップを取り付ければ2WAYバッグとしてその日のコーディネイトにも合わせやすいというところが好まれるポイントでもある様です。
その反面、底面や持ち手に経年のダメージを受けやすいヌメ革が使われているので、外出時の急な雨などでシミになってしまったり、汚れたところに置いてしまって底面の革にシミや汚れが付いてしまうなど使ってみないとわからない弱点もあったりします。
今回は、そんなご依頼での革部分の交換を行った際の修理事例を紹介します。

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修理前の画像1

写真を拡大するとわかりやすいですが、雨ジミや細部に黒ずみなどのダメージがあり、そのダメージがとても気になるとのご相談でした。

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修理後の画像1

ご依頼者様との事前のお打ち合わせで、持ち手と本体を繋ぐ革(根革)の状態は良かったため、持ち手と底面全体の革を交換することになりました。

残した根革の色に合わせて、新しいヌメ革にエイジング加工も施しましたので、全体的な革色の統一感も整いましたので違和感のない仕上がりになりました。

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修理前の画像2

ルイヴィトン製品によく使われるヌメ革という革は、染色や着色されていない無染色の牛革ですので、普段使いの中で日光・紫外線・湿気・あらゆる油分・汚れなどによって経年と共に表情の変化を楽しむ革ですが、その反面、外部からのダメージがそのまま革に現れやすく雨に濡れた状態で少し経つとシミになっていたなんてことが起きやすい特性を持っています。

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修理後の画像2

無理に色を塗らずにヌメ革自体を交換したことで、特に底面は黒ずみやシミなどが無くなり、普通に使用しているだけでは難しいヌメ革特有の綺麗な経年変化も出すことができました。

兵庫姫路のタンナーさんが仕立ててくださる品質の高いヌメ革を使用しているので、仕上がりの表情も満足できる修理となりました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン キーポル55 ボストンバッグ

ルイヴィトンを代表する旅行用ボストンバッグですが、その登場は1924年で100年も前から今も製造されている超ロングセラーのシリーズなんです。トランクケースが主流だった当時、小さく折りたたんで収納しておいて、必要なタイミングでサブバッグとして活躍していた様です。今ではキャリーバッグと共にメインバッグとしても重宝されていますね。
サイズ展開も他のシリーズより多いので、使い勝手に合わせて複数持たれている方も多い様です。
そんなキーポルですが、よくある縁周りのパイピングや革部分を交換したいというご相談の事例を紹介します。

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修理前の画像1

一度水分が染み込んでしまって拭き取らずに放置したり、湿度の高い環境で保管してしまったりするとこの様に革が変色して硬化してしまい柔軟性が損なわれるとひび割れたり切れたりしてしまいます。

After

修理後の画像1

元々のパイピングに使用されていた芯材は、再利用ができる状態でしたので移植させていただきました。

同じサイズで作成しましたが、比べると修理前の革は、やはり乾燥した時に相当縮んでしまっていたことが解ります。

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修理前の画像2

ここまで露骨にシミがついてしまうとなかなか使いたくなくなってしまいますよね。

かといってこのレベルのシミを状態を保ちながら染み抜きすることは困難ですし、隠すために色を入れてしまうとヌメ革の表情が変わってしまいブランド価値が損なわれてしまいます。

After

修理後の画像2

ご依頼者様と検討した結果、全ての革を交換することになりました。

もちろん気になる部分の革だけを交換することも可能ですので、ご予算に合わせてご提案させていただくことも可能です。

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修理前の画像3

逆に持ち手は乾燥してカサカサになっている状態です。

適度な油分と水分も革にとっては必要なので、使わずに保管しておくだけでも、気がつくとこの様に劣化が進んでしまうことも多いです。

After

修理後の画像3

適度にエイジング加工を施した革色で統一することで、ユーズド感も残しつつ綺麗な状態に戻すことができました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ポルトトレゾール・インターナショナル 3つ折り長財布

再々登場のトレゾール・インターナショナル(3つ折り長財布)です。
長く使用していると特に財布の角や折りたたみ箇所のステッチ(縫製)が切れてしまうことが多いです。
そんなダメージをほつれ補修させていただいた事例をご紹介します。

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修理前の画像1

糸が切れて通常は張り合わせてある箇所が開いてしまって芯材が露出してしまっている状態です。

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修理後の画像1

先ずは同色の縫製糸で再縫合をしてから、縁周りのコバも整えてあげることで、再発抑止になります。

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修理前の画像2

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修理後の画像2

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修理前の画像3

こちらは、ダミエ柄の塩化ビニール生地部分が少しですが欠損をしている状態でした。

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修理後の画像3

切れていない糸の部分も相当弱っていることが多いので、あえてテンションを掛けてキレそうな場合は、弱っている箇所も含めて再縫合をし直すことで強度も高まります。

欠損した部分にはダメージが拡がりにくい様にサービスメンテなんすでの補強をさせていただきました。

さらに良い仕上がりを目指す場合は、整形することも可能ですのでご相談ください。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
パルナセアライン カプシーヌBB ハンドバッグ

フランス語で「金蓮花(キンレンカ)」という花の名前で、パリではその名前に因んだ通りもあり、ルイヴィトンはそのカプシーヌ通りに最初の店舗を構えた縁のある肝煎りのシリーズの様です。
今回の事例紹介は、カプシーヌのモチーフでもある金蓮花と同じオレンジの花弁が擦れてパーツが紛失してしまったバッグです。

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修理前の画像1

フェルト生地・ビーズ・オレンジの糸を巻いたスパンコールなどを透明のテグス糸で花の様に組み立てている構造ですが、多くのパーツが紛失してしまっていました。

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修理後の画像1

全く同じパーツは、手に入らないことの方が多いので、こういった場合は近しいサイズのパーツを加工したり色を変えたり、同じ材質のもので一から作製することで、できる限り元のデザインを復元していきます。

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修理前の画像2

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修理後の画像2

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修理前の画像3

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修理後の画像3

経年で色抜けしていたパーツも新しくすることでオレンジの発色も新品時に近いところまで改善させることができました。

・金具がメッキ剥げや変色を起こしてしまった場合の修理事例

 

ルイ・ヴィトン/パドロック(南京錠)

少しずつデザインは変わってきていますが、ルイヴィトンが荷馬車に重ねて積むための旅行用トランクケースを製造していた時代から錠前金具に防犯用として取り付けられていた真鍮製の鍵です。
今回は、くすんでしまったりサビが気になるというお悩みを解消するためにお磨きとメッキ加工を施させていただいた事例を紹介します。

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修理前の画像

ルイヴィトンには真鍮製の金具が多いですが、酸化することで自然なヴィンテージ感も出てきて良い味になってくれる反面、含まれている銅の含有率が高いため湿気などで緑青(ろくしょう)というサビが発生してしまうことも多いです。

久しぶりに出してきたらサビが発生していたというご経験もあるのではないでしょうか。

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修理後の画像

先ずは、経年でくすんでしまった金具を改善するためのお磨きを行います。

その後、サビなどを起こしにくい様に同色の金メッキ加工を施させていただきました。

新品時の光沢感まで改善させることができました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
エピライン キーポル・バンドリエール45 ボストンバッグ

定番のキーポルに専用のショルダーストラップが備わって、斜め掛けで持つことが出来るように改良されたバッグ。
エピラインのオールレザーの全体に湿気によるカビの繁殖でダメージを受けてしまったバッグの補修事例をご紹介します。

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修理前の画像1

梅雨時期などは、高温多湿の影響でこの様にカビが増殖しやすい環境になります。

カビは、菌根菌という根を生やし増殖する性質がありますので、表面だけを拭いてカビが目視で見えなくなったとしても根が残っていることが多く、そこから直ぐに再発する可能性が非常に高いので、清潔に使用する上でも対策が必要です。

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修理後の画像1

レボラボでは、先ずは目視で確認できるカビや汚れを落とすためのクレンジングをした後にカビを完全に不活化させるために密閉した空間で、一定時間バッグ全体にオゾンを帯びさせます。

弊社での臨床試験では、0.5ppmのオゾン濃度で約30分程度の時間曝露することでカビ菌を99.9%まで不活化させることが実証されています。

さらに約100分程度オゾンを帯びさせることで、コロナやインフルエンザなどのウイルスや不衛生な雑菌もほぼ100%不活化させることが可能です。

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修理前の画像2

底面には擦れによる色剥げもあり、カビが長期間付着していたことによる褪色(色褪せ)も見受けられました。

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修理後の画像2

革の擦れ剥げや色褪せは、補色補修でしか改善ができませんので、ルイ・ヴィトンのノワール(ブラック)を調色作製してダメージの補修と全体の色の統一感を整えさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン キーポル55 ボストンバッグ

旅行バッグに重宝される大型ボストンバッグのキーポルの55cmサイズです。
内側に繁殖したカビを改善するクリーニングの事例をご紹介します。

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修理前の画像

内側のキャンバス生地に斑点の汚れの様に見えるのが、カビやカビの繁殖痕です。

生地に繁殖したカビも長期間付着すると生地色を褪色させてしまいますので、斑点模様が残ってしまうこともあります。

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修理後の画像

生地クリーニングとオゾン曝露によって、カビの心配はなくなりましたが、やはりカビによって若干の色褪せが起きています。

生地に染色をして褪色の改善をすることも可能ですが、ご依頼者様から表から見えない内側の生地部分ですので、このままの状態で良いとのことでしたのでここまででお仕上げをさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムミニライン ブザス マリーケイト ショルダーバッグ

モノグラムミニラインは、2000年の春夏コレクションとして登場しましたが、キャッチーなデザインに注目が集まり、2006年まで10色以上のカラー展開をした人気のラインでした。
生地のシミや変色を改善したクリーニング事例をご紹介します。

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クリーニング前の画像1

登場した2000年から2003年までは、コットン生地が使われていたので、皮脂汚れなどのシミが目立ってしまっています。

2003年以降の生地は、ポリアミド樹脂という生地が使われているので、こういった変色のダメージよりも経年による色褪せダメージのご相談が多い印象です。

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クリーニング後の画像1

強過ぎるクリーニングをしてしまうとモノグラム柄のブルーが色落ちをしてしまったり、コットンの生地自体が傷んでしまうので、最適な薬品の調合と水温を探りながらクリーニングをさせていただきました。

新品時に近い生地まで改善することは困難ですが、ここまで改善するとまた使ってみようと思われる方も多いのではないでしょうか。

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クリーニング前の画像2

底角の革をはじめ細部の革には擦れによる剥げのダメージが目立っている状態でした。

After

クリーニング後の画像2

生地クリーニングの後に革部分のカラーリペア(補色補修)を行ったことで、状態のランクがひとつ上がった様な見た目になりました。

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クリーニング前の画像3

よく手が触れる部分は、この様にどうしても皮脂汚れが目立ってきます。

After

クリーニング後の画像3

ここまで改善すると普段使いなら気にならないかと思います。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエ・アズールライン ネヴァーフルPM トートバッグ

伝統のダミエラインから2006年に新色として登場したダミエ・アズールラインのネヴァーフルです。
内側のピンク色の生地に飲料の水分が染み付いてしまったダメージを改善した際のクリーニング事例をご紹介します。

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クリーニング前の画像

飲料のシミ汚れの場合は、その成分によってクリーニング方法やダメージの改善度合いも変化します。

例えば、コーヒーを例にするとブラックコーヒーの場合とミルクコーヒーの場合では、油分やタンパク質の成分が多く含まれるミルクコーヒーの方が汚れを落としやすく、水溶性の高い植物由来の色を含む水分は、生地内部への浸透性や沈着力も強いです。

汚れの素となってしまった成分や汚れてしまった生地自体の素材、汚れてからの時間が改善度合いに大きく関わってきます。

注意したいのは、汚れてから自分でなんとかできないかと漂白剤や洗剤を使ってしまうこと!

取り返しがつかない状態になってご相談いただくことも多々ありますが、できれば無理に触らず出来るだけ早く専門店にご相談ください!

After

クリーニング後の画像

今回は、出来るだけ落としてほしいとのご依頼でしたので、表側のダミエ生地や革パーツから内側の内装生地を外してクリーニングをさせていただきました。

濃く染み込んでしまった部分はどうしてもうっすらと残ってしまいましたが、生地を傷め過ぎないように最大限の汚れ落としをした後に全てのパーツを組み立てお仕上げをさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエライン ネヴァーフルMM トートバッグ

ダミエアズールに続き、定番ダミエラインのネヴァーフルです。
ダミエラインのネヴァーフルは、内側の生地がレッド系の色ですね。
今回は、経年の薄汚れと底面の黒ずみを生地クリーニングで改善させていただいた事例です。

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クリーニング前の画像

隅に溜まった埃、底面の黒ずみ、生地全体の経年の薄汚れが気になっているとのご相談でした。

After

クリーニング後の画像

先ずは、内側を外側にひっくり返して肉眼で確認できる埃などをブラシで除去します。

この生地も染料で染められていたりプリントが施されているので、強いクリーニングだと色落ちしてしまい生地が乾くと色ムラや生地の白けが起きてしまいますので、液剤と温度管理を調整して限界まで汚れ落としをさせていただきました。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
ダミエ・グラフィットライン ジッピーウォレット・ヴェルティカル
ラウンドジップ長財布

2008年に男性向けのコレクションとしてリリースされた今でも人気のラインですね。
ダミエラウンドファスナータイプの長財布のファスナー金具の故障で、ファスナーを交換させていただいた際の事例です。

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修理前の画像

ファスナーの開閉が硬くなってとても使いにくいとのご相談を受けましたが、実際に金具の劣化や摩耗で故障をしておりました。

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修理後の画像

出来るだけ丈夫に長く使いたいとの依頼でしたので、品質の高いYKKの最高級ラインのエクセラファスナーを使用して交換をさせていただきました。

修理職人の個人的な感想としては、YKKのエクセラファスナーの方が高級感のある仕上がりで丈夫になるので各社デザイナーには是非YKKを採用してほしいと思います。

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン ポシェット・アクセソワール ミニポシェット


1992年にリリースされたヌメ革のストラップが付いたアクセサリーポーチです。
当初はバッグインポーチとして登場しましたが、人気に火が付き今でも定番として根強い人気を持っています。

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修理前の画像

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修理後の画像

・金具が壊れてしまった場合の修理事例

 

  • モノグラムライン/コンパクトジップ 2つ折り財布のホック金具交換
  • エピライン/キーポル45 ホストンバッグのカシメ金具交換

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
モノグラムライン コンパクトジップ 2つ折り財布

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修理前の画像

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修理後の画像

LOUIS VUITTON/ルイヴィトン
エピライン キーポル45 ボストンバッグ

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修理前の画像

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修理後の画像

ルイヴィトン|バッグの修理にかかる期間は?

ここでは、ルイヴィトンのバッグの修理にかかる期間について解説をします。

正規店と修理専門店のそれぞれの修理期間の目安は以下のとおりです。
 

  • 正規店:約6週間
  • 修理専門店:約1週間〜1ヶ月前後

 

ルイヴィトン正規店|修理期間

正規店にバッグを持ち込んだ場合の修理期間の目安は、約6週間です。

配送で依頼する場合は、見積もりの提示に時間がかかるため、さらに時間がかかる傾向にあります。

また、持ち込んだ時期やパーツの在庫状況によっては、より時間を要する可能性もあるでしょう。依頼が集中している時期の場合、仕上がりまでに3ヶ月ほど時間を要した例もあります。

ただし、簡単な修理であればその場で可能なものもあるため、一度店頭で相談してみるのがおすすめです。

 

修理専門店|修理期間

修理専門店の修理期間の目安は、修復の度合いによっても異なりますが、約1週間〜1ヶ月程度といわれています。

ほつれの補修やファスナーの交換などの軽い修復の場合は1週間程度で終わる可能性もあるでしょう。

見積もりをWebで行える修理専門店も少なくないため、見積もりに要する時間も短い傾向にあります。

また、正規店よりも短い期間で修理が完了する場合がほとんどであるため、急ぎの場合は修理専門店での依頼がおすすめです。
 

ルイヴィトン|バッグの修理費用

ここでは、ルイヴィトンのバッグの修理費用について解説をします。

正規店と修理専門店では、必要な費用が異なる場合がほとんどです。

正規店に依頼する場合、一般的に、約1.2倍〜2倍程度費用が高くなる傾向にあります。

 

ルイヴィトン正規店|バッグの修理費用
 

ルイヴィトンの正規店でバッグを修理する場合の費用は以下のとおりです。

修理内容 費用目安
 ファスナーや金具の交換  〜30,800円(税込)
 引き手革の交換  5,170円(税込)
 ビスの交換  〜10,340円(税込)
 南京錠の交換  5,170円(税込)
 肩紐の交換  41,800円(税込)
 ハンドルの交換(1本)  20,900円(税込)
 縫い直し(部分)  10,340円(税込)

参考:LOUIS VUITTON

 

ファスナーや金具の交換を行なう際に、ファスナーと本体の縫製をすべて外さなければならないケースだと費用が高くなる場合がほとんどです。

また、縫い直しを行なう場合、ほつれが1ヶ所であったとしても周囲の糸をすべて抜いて縫い直す必要があるため、費用が高額になる傾向にあります。

 

修理専門店|バッグの修理費用
 

修理専門店でのバッグの修理費用の目安は以下のとおりです。

修理内容 費用目安
 ファスナー交換  約6,000円(税込)
 根革の修理

 約6,000円(税込)〜12,000円(税込)

 ショルダーの交換・修理  約12,000円(税込)
 ハンドルの交換・修理  約6,000円(税込)〜12,000円(税込)
 ほつれの修理・縫製  約1,000円(税込)
 ヌメ革のシミ・割れ、変色の処置  約21,000円(税込)
 内装の張り替え  約15,000円(税込)〜30,000円(税込)

 

ほつれの修理や縫製は1ヶ所あたりの費用であるため、ほつれた箇所が少ない場合は、正規店と比べて費用が安くなる場合がほとんどです。

バッグの場合、サイズによって値段が異なる傾向にあるため、大きいサイズのバッグの内装の張り替えやハンドルの交換などは費用が高くなる可能性があります。

 

ルイヴィトンのバッグ修理なら「レボラボ」にお任せ下さい!

ルイヴィトンのバッグの修理を依頼するなら、年間10,000件以上のブランド品の修理実績を誇る「レボラボ」がおすすめです。

中古業界で15年以上の経験があり、ルイヴィトンの他にもエルメスやシャネルなど多数のブランド品の修復を行なっています。

修理を行なう職人にLINEで直接相談ができるため、安心して依頼ができるでしょう。

 

ルイヴィトンの修理に「レボラボ」が選ばれる理由

ここでは、ルイヴィトンの修理にレボラボがおすすめの理由について解説をします。レボラボが選ばれる理由は以下のとおりです。
 

  • ハイブランドと同品質の革を採用
  • ブランド品の修理実績が豊富
  • ブランドに特化した豊富な知識と高い技術力
  • 修理の依頼がかんたん
  • 充実した保証内容

 

ハイブランドと同品質の革を採用
 

ブランドに実際に使用されている革の色彩や風合いを基に、一から革を仕立てて修復に採用しています。

一般的な修理業者では、ブランドの雰囲気に似た革を使用して修復する場合がほとんどです。

しかし、レボラボでは、日本最大の革の生産地である兵庫県姫路市で100年以上革づくりに携わっている協伸株式会社を始めとする皮革メーカーの協力を得ているため、ブランドの価値を損ねない仕上がりを実現できるでしょう。

 

ブランド品の修理実績が豊富
 

ルイヴィトンやエルメス、シャネルなどのブランド品の修理を年間10,000件以上行なっています。

ブランド品の特徴や雰囲気に精通した職人が対応するため、本来の革の色彩や雰囲気に近い修復が可能です。

修理の際には、ブランドへの理解の深い職人が開発した道具や専用のクリームなどを用いるため、本来の上品な風合いに近づけられます。

 

ブランドに特化した豊富な知識と高い技術力
 

中古業界で15年以上の経験があり、年間10,000件以上のブランド品の修理を行なっているため、ブランド品に特化した高い技術力が磨かれています。

革の色褪せや擦り傷などに対しても、これまでの豊富な経験と高い技術力で革本来の色彩や上品な雰囲気に近づけられる場合がほとんどです。
 

修理の依頼がかんたん
 

レボラボでは、LINEで簡単にバッグの見積もり依頼を行えます。店舗に足を運ぶことなく、修理を行う職人に直接相談ができるため、安心して利用できるでしょう。

依頼方法はLINEで友達追加を行い、説明にしたがって修理内容や依頼したいバッグの写真を送信します。送信した内容を元に、職人が見積もりと修理内容を提案してくれるため、疑問点や要望も相談が可能です。

 

充実した保証内容
 

レボラボでは以下の内容の保証をしています。
 

  • 再リペア保証
  • 配送時の荷物補償
     

修理完了後、商品が到着してから1週間以内であれば気になる箇所の再補修が可能です。ただし、到着から1週間以上が経っている場合、修理箇所の原因の特定が難しい場合がほとんどであるため、再補修は行えません。

万が一、配送の際に商品の破損や紛失などが起きた場合は、実損額での上限30万円までの補填を行なってくれます。基本的に、商品の時価を超えての損害補償を申し出ることはできません。
 

簡単!レボラボで修理を依頼する手順

ここでは、レボラボで修理を依頼する手順について解説をします。修理を依頼する手順は以下のとおりです。

 

Step1/LINEや電話で見積もり依頼をする

Step2/発送日したい日時を伝えて、レボラボに集荷依頼をする

Step3/配送日時までに商品を梱包する

Step4/支払いを行う

Step5/修理完了後返送される

 

見積もりを依頼する際は、修理を依頼したい商品の写真と希望する修理内容をLINEで送ります。写真と修理内容を確認し、修理を行う職人が見積もりを行ってくれるため、見積もり内容に問題がないか確認をしましょう。

発送したい日時を決めて伝えるとその日時に配送ドライバーが発送伝票を持ってきてくれるので、事前に梱包を済ませておけば伝票を貼って配送ドライバーに受け渡すだけもちろん無料で配送が可能です!

商品到着後、正式な見積もりの連絡がくるため、内容に問題がなければ指定の方法で支払いを行います。

修理が完了した際の返送費用もかかりません!

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