ZANCHETTI/ザンケッティ 2WAYハンドバッグ 修理実績【レボラボ】
2023/06/28
【素材】カーフスキン(仔牛革) 【カラー】ブラック(金具:ゴールド)【修理内容】再メッキ加工
ZANCHETTI/ザンケッティ
2WAY ハンドバッグ
Before 01
表側全体画像
革はさほどダメージはなく綺麗な状態ではありますが、画像を見ていただても一目でわかる通り、金メッキが剥がれて痛々しい表情になってしまっております。
こちらのバッグは金具の取り外しが出来ませんので(取り外しても取り付けが出来ないタイプ)、バッグから取り外さず作業をいたしました。
レボラボでは、ブランド価値を出来る限り損なわないような技術でお直しをさせていただいております。
After 01
【リペア・メンテナンス内容】
①古い金メッキの剥離
②必要箇所にマスキング
③再メッキ加工補修
④仕上げ、磨き
まずは、経年のクスミと擦れ剥げた金メッキを電解剥離をします。
バッグに取り付けた状態で再メッキ加工をいたしますので、メッキ液がバッグに付かないように必要な箇所にマスキングテープにて保護いたします。
レボラボでのメッキ加工は、金具のゴールドの発色によって、18金メッキと24金のメッキ液を使い分けて使用しておりますので、新品時に一番近しいメッキの発色を目指して補修をさせていただきました。
中々、イメージがしづらいとは思いますが、メッキの剥がれが直るだけでもバッグ全体の表情が生まれ変わります。
【リペア・メンテナンス総括】
今回のご依頼のお品物は、ザンケッティの2WAYハンドバッグで金具全体の再メッキ加工でした!
経年的な理由により、メッキが剥がれ、ゴールドが薄くなってしまい、こればかりは防ぐことが難しいです。。。
今回は特にハンドルの部分でしたので、手にずっと接地していることから余計に剥がれスピードが早かったのかなとも読み取れます。
再メッキ加工をする範囲や部位によってお値段は変わってきますので、このような状態になってしまった時にはすぐにご相談くださいませ。
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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。
職人としてフェイクとリアルを考えることが需要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。