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CHANEL/シャネル カンボン トートバッグ 修理実績【レボラボ】

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CHANEL/シャネル カンボン
トートバッグ 修理実績【レボラボ】

CHANEL/シャネル カンボン トートバッグ 修理実績【レボラボ】

2023/06/21

【素材】カーフスキン(仔牛革) 【カラー】ベージュ&ブラック
【修理内容】シャネル専用補色補修

CHANEL/シャネル カンボントートバッグ

Before 01

表側全体画像

革部分全体的に経年の色あせ・クスミがあり、革に栄養がなくなりお肌がカサカサになっておりました。

擦れやすい部分に擦れ剥げや擦り切れのダメージがございましたので、シャネル専用の補色補修をご提案させていただきました。

シャネル専用とは、柔らかい質感が印象的な革ですが、お色を入れすぎると硬くなってしまいます。

そうならないように施すシャネルに特化した内容になります。

当店では、ブランド価値を出来る限り損なわないような技術でお直しをさせていただいております。

After 01

【リペア・メンテナンス内容】
①全体クレンジング
②保湿・栄養補給
③シャネル専用補色補修
④全体お磨き+お仕上げ

非常に乾燥をしておりましたので、初めに全体的な経年の汚れを落とすためのクレンジングをさせていただき、念入りに専用のクリームで保湿・栄養補給の下処理を行わせていただきました。

1度の保湿では潤いが足りないほどのカサつきがありましたので数回に渡り保湿作業を行いました。

最初にこの処理を行わないと色が上手く乗ってくれません。

女性のお化粧の前のクレンジングと保湿をイメージしていただけますと分かりやすいかと思います。

その後、シャネルのベージュカラーを調色作成して、革表面のダメージを補修しながら全体的なお色の統一感を整えさせていただきました。

シャネルの場合は特にツヤ感も非常に大切な表情の一つですので、出来る限り元のツヤ感を取り戻せれるようにお仕上げをしております。

 

Before 02

バッグ上部全体画像

 

ハンドル部分やファスナー横の開口部なども色褪せや擦れが全体的にありました。

キルティング部分とは違った仕上げ方で作業をさせていただいております。

というのも、部位によって革の張りが違ったり、革の質感が違ったりしますので、職人はこの辺りを考えて加減しながら作業をいたします。

 

After 02

【リペア・メンテナンス内容】 
①全体クレンジング
 ②保湿・栄養補給
 ③シャネル専用補色補修
 ④全体お磨き+お仕上げ

補色補修をすることで、ダメージ感が改善できとても良い表情になりました。

補色補修で綺麗にはなりますが、やはり、ツヤ感を出すことが重要であると思います。

特にシャネルの品物は重厚感を感じさせる光沢のあるが品物が多いので、このツヤを出す工程まで繊細に気遣いながら作業を進めさせていただきました。

【リペア・メンテナンス総括】

今回のご依頼のお品物は、シャネル カンボントートバッグでした!

経年的な理由により、保湿がどんどんなくなってくると擦れ傷や色褪せが目立ってきてしまいますので、そうなってしまう前に一度ご相談いただけますと費用も抑えられます。

普段使いにシャネルのココマークがアクセントになり、ありとあらゆるシチュエーションで活躍をしてくれそうですね。

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お品物一つとっても、ブランド職人の想い、デザイナーのこだわり、使う人の想い(過去と未来)を出来る限り、我々職人は汲み取りながら作業にあたっております。

職人としてフェイクとリアルを考えることが重要であり、ただただ直すということはフェイクだと考えています。
では、リアルを追求するとはどういうことなのか?
それは、直したお品物がお客様の手に渡った時からが我々の役割の成果だと考えております。
直すことを目的にするのではなく、使い続けることを目的としてお直しをし、そこに加えて、ブランド価値やそのお品物の表情を出来る限り損なわないリペアを心掛けております。

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